アメリカで運転免許の更新に必要な書類や準備【駐在員向け】

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こんにちは。アメリカ中西部で放置系駐在員をしているKhyle(カイル)です。

先日運転免許の更新に行ってきました。初めて運転免許を取得してから3年が経過。早いです。

事前にインターネットで必要書類を調べて挑んだのですが、冷や汗シーンが2回もあったので忘れないようにまとめます。「試験がないから大丈夫でしょ!」と侮っていた自身を少し反省しています。

この記事はこんな方々に参考になると思います。

  • アメリカで初めて運転免許の更新をする人(特に駐在員)
  • アメリカの運転免許の更新方法や必要な書類が分からない人(特に駐在員)
目次

アメリカの運転免許の有効期限や更新頻度

事前の予備知識として、アメリカの運転免許の有効期限がどのように決められるかをご紹介します。

Citizenship(アメリカ市民権)やGreen Card(アメリカ永住権)保有者向けの更新手続きと異なる内容があります。Lビザ・Eビザ等でアメリカで働く企業駐在員向けの内容です。

運転免許の有効期限の決め方

下記の資格・証明書の有効期限の中で、最も早く到来する有効期限の日に合わせられます。

  1. 就労ビザ(VISA)の有効期限
  2. I-94(アメリカの出入国記録)の有効期限

例えばLビザ(企業内転勤者ビザ)で働く人は、概ね初回のビザ有効期限が3年間だと思います。
I-94はアメリカ入国時のビザまたはパスポートのいずれか短い方の有効期限に合わせて有効期限が設定されます。

厳密にいうと、ビザ有効期限はパスポート有効期限に合わせて期限設定されます。つまり、両方ともパスポートの有効期限と比較されます。有効期限が短いパスポートだと、色々と期限が短くなってしまうため注意が必要です。

運転免許の更新頻度

初回更新時に、次回の運転免許の有効期限が設定されますが、前述と同様にビザかI-94の有効期限のいずれか早くに到来する有効期限に合わせて発行されます。

Lビザの方の場合、3年経過後に延長できるのは2年間なので、運転免許の有効期限も2年間になります。

私は渡米確定時にパスポートの有効期限が1年ほどしかなかったので、大急ぎでパスポートを新たに発行しました。結果的に駐在中のさまざまな期限制約が減らせました。可能であれば渡米前に新しいものに更新しておく方が良いです。

アメリカで運転免許を更新する場所

運転免許の取得場所と同じくDMV(Department of Motor Vehicles; 車両管理局)です。どこのDMVでも更新できますが、免許取得時と別の州で更新する場合は必要書類が変わります。

このDMV、とにかくめちゃくちゃ並ぶ可能性が高いです。タイミングが悪いと免許更新だけなのに数時間かかる場合があります。

なるべく混雑を避けるための工夫は以下の通りです。

1. オンラインで事前に予約する

事前にオンライン予約ができるDMVもあるようです。予約あり・なしで整列レーンが分かれ、予約ありだとほぼ並ばず更新手続きできるようです。

私の近所にオンライン予約できそうなDMVはありませんでしたが、移動時間は増えても敢えてオンライン予約できるDMVを探すのも一つの手かもしれません。

2. 営業開始直後か終了直前の時間帯に行く

朝イチの時間帯か、夕方の営業終了前ごろに行くと空いている場合があります。

私は午後3時頃に整列し始め、やや混んではいたものの1時間弱で手続き完了したので早い方でした。 一方で、手続き完了時の午後4時(営業終了が午後5時)はほとんど人が並んでなくガラガラでした。妻と一緒に「4時から並ぶべきだったね」と苦笑いしていました。

朝イチもおすすめですが、多くの人がそれを狙っているので混んでしまう場合もあります。
(私の運転免許取得時は朝8時頃から並んだものの、人が多くて結局午前中一杯かかりました。。)

3. 口論している人が少ないか見渡す

これは運次第なのですが(笑)、ほぼ毎回、誰かしらがDMV職員と揉めています。中には非常に長い時間ディスカッションしている人もいます。どれだけ後ろに並んでいようと気にされません。

DMVから近所に住まれている方は、並び始めた時点でこういった場面を見たら「別の日にしようかな」と気持ちを切り替えることも一つかもしれません(笑)

アメリカで運転免許更新に必要な書類

こちらが必要な書類や証明書です。それぞれのドキュメントカテゴリから1つずつ持参するのですが、Citizenshipを持っていない駐在員は念のため2つずつ持参することをお勧めします。(受付の人によって判断基準が変わるため)

州によって異なる可能性があります。詳細はUSA DMV公式サイトにて、ご自身の免許取得される州の情報をご確認ください。

必要な書類(身分証明書や住所証明など)

カテゴリZ(※駐在員必須)

  • I-94

カテゴリA

  • 現行の運転免許証(有効期限から1年以内前であること)
  • VISA付きパスポート

カテゴリB

  • 公共料金の請求書 (utility bill)
  • 銀行口座の入出金記録 (bank statement)
  • 給与明細 (pay stub)

必要書類に関する注意点

上記の書類や証明書は、原本または印刷したコピーを持参することをお勧めします。スマホのアプリ画面やスクリーンショットでは受け付けてもらえない場合があります。

私はI-94を印刷していなかったため受付の人に色々言われました。。最終的には印刷してくれたものの、スムーズな手続きのためになるべく書類は印刷して持参した方がよいです。

登録住所の変更

私は住所変更も同時に行うため新住所の公共料金の請求書も印刷して持参していました。書類確認窓口の職員に「更新後の住所はこれでいいよね?」と聞かれたとき、免許証の旧住所ではなく印刷した公共料金の住所を指して伝えると手続きミスもなくせて安心です。

アメリカの運転免許の更新手続きの流れ

全体的にはこんな流れで手続きを進めます。

  1. 受付窓口で書類提出し、申請書類を受領
  2. 写真撮影
  3. 窓口で職員の更新内容に関する質問に回答(※後述の注意点を参照)
    1. 氏名
    2. 住所
    3. 身体特徴(身長、体重、眼鏡の利用など)
    4. ドナー登録するか
    5. 発病や発作があったか、薬物を服用していないかなどの質問に回答
  4. 更新手数料の支払い(30ドル程度)
    • クレジットカードの場合は利用手数料は自己負担
  5. 仮免許(紙に印刷されたもの)を受領
  6. 後日、プラスチックの本免許証が自宅に郵送
    • 郵便受けに書かれている氏名と免許証の氏名が一致していないと配達されないらしいです

DMVでの混み具合によりますが、スムーズに進めば1時間程度で仮の運転免許証を発行してもらえます。

driver-license-temp
手続き終了時にもらえる仮の免許証。その後1週間〜2週間以内に本免許証が届きます。

運転免許証の更新時の注意点

前述した必要書類を含め、いくつか注意しておくべき点があります。これらは私が冷や汗をかいたシーンでもあり(とても初歩的な内容ですが)、参考にしてみてください。

  • 身分証明書や住所証明などはなるべく印刷して持参しましょう。手続きがスムーズになります。
  • 更新内容に関する職員からの質問(前述の『更新手続きの流れ』のNo.3〜5)は、窓口でいきなり口頭で質問されます。 焦って誤った回答をすると免許取得に支障が出てしまうため、手続き書類を受け取ったら待ち時間の間に書類を見て質問内容を確認しておきましょう。(更新書類の裏面に質問文が書いてあります)

特に2点目の口頭質問は、いきなりのことだったので英語が不得意な私は若干パニックになってしまいました(笑)。

終わった後に「そういえば初めて免許証取得した時にも同じ質問をされたな」と思い出して、準備が足りなかったなと反省しました。

アメリカの運転免許の更新費用

州によって異なると思いますが、私が住むアメリカ中西部のとある州では30ドル程度でした。

現金・クレジットカード・デビットカードが使えますが、現金以外の場合は利用手数料は自己負担になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?3年前の免許取得時と同じような流れなのですが、忘れて準備を怠ると、英語が苦手な人には若干緊張する場面が出てきますので、準備をしっかりしておくことをお勧めします。

  • 更新に必要な書類や証明書は原本またはコピー印刷して持参する
  • 窓口での質問対策に、待ち時間中に申請書類ざっと確認しておく
  • DMVはオンラインでの事前予約を利用、または朝イチか営業終了直前にいく

Thanks!

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