アメリカで小切手(チェック)を換金する方法【モバイルアプリで3分】

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こんにちは。アメリカ中西部で放置系駐在員をしているKhyle(カイル)です。

つい先日、健康診断の受診費用の一部返金(自己負担分)がありました。受診が2年前だったので「今頃?。。」とアメリカのゆるさを実感しながらも、本題はその返金方法です。

まさかチェック(Check; 小切手のこと)の郵送による返金とは思っておりませんでした。久々すぎて「換金ってどうするんだっけ?」と調べ直したこともあり、自身の備忘録兼ねてまとめたいと思います。知っていればなんてことない、アプリを使えば3分で終わる作業です。

この記事はこんな方々に役立つと思います。

  • アメリカで初めて小切手をもらってどうすればよいか分からない人
  • アメリカで小切手を簡単に換金する方法を知りたい人
目次

小切手(チェック)って何?

小切手(英語ではCheck; チェックと言います)は一定金額の支払いを約束した有価証券のことです。

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実際に受領したチェック(Check; 小切手)

アメリカではどんなときに小切手を使うの?

頻度は少ないですが生活シーンで使用される場面があります。例えばこんなシーンで使用されます。

  • 初めての給料(赴任したばかりで銀行口座開設前)
  • 賃貸物件のセキュリティデポジットや初回家賃の支払い(クレジットカードNGのときがあります)
  • 病院での払い戻し
  • 身分証明書(運転免許証などがない人。役所手続きなどで使えたりします)

クレジットカードや決済アプリが浸透しているアメリカにおいても、いまでも信頼性のある証明の一つとして使われます。

アメリカで小切手を換金する方法

アメリカで小切手を預け入れる・換金する方法は様々あります。例えば以下のような方法です。

  1. 銀行窓口で預ける(デポジット; deposit)
  2. 銀行ATMで預ける
  3. 銀行へ郵送する
  4. 銀行のモバイルアプリで預ける

この中で圧倒的に簡単なのが「4. 銀行のモバイルアプリで預ける」です。銀行窓口やATMは直接銀行まで行かなければならないですし、郵送では配達中の紛失リスクがつきまといます。モバイルアプリはこういった手間やリスクを削減できるので非常におすすめです。

モバイルアプリを使った小切手の換金・預金の方法

ここからは銀行のモバイルアプリを使って小切手を換金する手順・操作をご説明します。 私はの利用しているCiti Bankのアプリをベースに説明していきます。

他の銀行アプリも概ね同じような手順だと思いますが、操作方法は異なりますので各アプリで表示される案内に従って進めてください。不明点は各銀行の問合せ窓口へご確認ください。

モバイルアプリの操作方法・手順

  1. あらかじめ小切手に裏書き(endorse; エンドース)しておく
    • 裏書きとは「小切手の裏面に署名(サイン)する」ことです。操作説明後に裏書きについての補足説明を記載していますので参考にしてください。
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実際に裏書きした小切手の裏面
  1. アプリを起動し、トップ画面の「Deposit Check」を選択する
app-top-menu
  1. Agreement画面で「I Agree」を選択する(一番下まで画面をスクロールしないと押下できません)
app-agreement
  1. 通知受取用のメールアドレス画面で「Continue」を選択する(アドレス変更したい場合は更新可能です)
app-email
  1. 小切手の撮影画面が表示されるのでタップして撮影開始する
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  1. 小切手の表(おもて)面を撮影する
    1. 日付や金額などが撮影画面に表示される枠に収まるようにしてください
    2. 問題なく撮影できたらOKメッセージが表示されます
app-photo-front
  1. 同様に小切手の裏(うら)面を撮影してください
    1. 裏書き欄が撮影画面に表示される枠に収まるようにしてください
    2. 問題なく撮影できたらOKメッセージが表示されます
app-photo-back
  1. 預金先の銀行口座番号、小切手の金額を確認して「Submit」する
    1. 小切手に記載の金額と同じ額を改めて入力します
    2. 撮影した小切手もこの画面で確認できます
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  1. 「Success!」のメッセージが表示されれば換金完了です
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以上です。説明は長くなりましたが、実際にやってみると3分くらいで完了します。

小切手の裏書き(うらがき)って何?

小切手(チェック)を換金する際、小切手の裏面に署名(サイン)がされていないと換金できません。裏面に署名することを「裏書き(うらがき)」と呼びます。

裏書きは自身のサインだけでも問題ありませんが、紛失時した際に第三者に使われてしまわないように「For Deposit Only」と記載しておくと安心です。署名した日付を書く人もいます。

裏面に署名欄がない小切手の換金方法(2023年10月追記)

裏面に署名欄がない小切手もあります。先日、小切手自体が郵便はがきのようになっていて、裏面に署名欄がない小切手を受領し若干困惑しました。

表面(おもてめん)のインストラクションでも裏書きの指示があります。調べたところ、例え裏面が白紙であっても、換金にはサインが必要なようでした。私は以下の方法で試したところ無事換金できました。

  1. 前述の『モバイルアプリの操作方法・手順』の手順5まで進める
  2. 裏面の撮影時、アプリ上で署名欄の位置が表示されるので、小切手の該当箇所にサインする(小切手の裏面に署名欄がなくても気にせずサインしてください)
  3. 以降の手順は前述の『モバイルアプリの操作方法・手順』と同様
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裏面の読み取り時、アプリ画面上に署名欄の位置が表示されます
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署名欄の位置にサインをします。ハガキと一体化した小切手の裏面で、郵送先氏名や住所等しか書かれていませんでした

アプリ上で提出できたら、1〜2営業日後に『換金完了』の通知が届けば換金できています。

その他の小切手に関する注意点

私も今までに数回しか小切手を換金したことがなく、どれも基本的なことばかりですが、以下の点に注意するようにしています。

  • 小切手には有効期限があります。発行日から6ヶ月以内に換金しないと無効(Void)になってしまいますので、先延ばしせず早めに換金してしまいましょう。
  • 換金後、銀行口座に預金額として反映されるまでに時間がかかる場合があります。何かしらの手違いが起きた時のためにも、換金後でも小切手自体はしばらく保管しておくことをおすすめします。

まとめ

銀行アプリを使えばとても簡単にすぐ小切手の換金ができます。小切手自体の利用頻度は多くありませんが、受けとった際にはこの記事を参考にしてみてください。

  • アメリカではたまに小切手を受領する場面にでくわす
  • 銀行のモバイルアプリを使えば3分程度で小切手が換金できる
  • 裏書き署名を忘れずに。有効期限内に換金すること

他にもアメリカ生活で得た知恵や体験談をご紹介していますのでぜひご覧ください。

Thanks!

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