【海外で働く】スキル・留学経験・英語力ないけどアメリカで働けた理由

work-abroad

こんにちは。アメリカ中西部で放置系駐在員をしているKhyle(カイル)です。

私は中途入社で日系製造業の日本本社で5年間働いた後、運よく北米現地法人へ赴任することができました。日本の世間一般だと「すごい!仕事デキる人なんですね!」と思われたりするかもしれませんが、そんな私の赴任前の属性はこんな感じです。

  • 留学経験なし、海外勤務経験なし
  • 英語力皆無(赴任前のTOEIC模試自己採点は500点)
  • MARCH文系卒(日本トップクラスの大学ではないし理系でもない)

ご覧の通り、誰しもが思い描く「海外で働ける人材」とはほど遠いです。。
(ちなみに渡米後にどうやって英語を学んだかについてはこちらの記事をご参考にしてください。)

一方で、こんな一般人でも海外で働くことができているのは事実で、トップクラスの学歴や留学が必要ない分、再現性は多少高い「海外で働く方法」をお伝えできるのではないかと考えています。

この記事はこんな方々に参考になると思います。

  • 海外で働きたいと考えているけどスキル・学歴・英語力に自信のない人
  • 海外で働けるようになるための方法を探している人

あくまで私の「アメリカの日系企業駐在員」の経験をベースにした方法です。職業、企業、業界、希望する国などによって条件は変わりますので、一意見としてご覧ください。

目次

「海外で働く」はどれくらい難しいのか?

最近はYouTubeやSNSでも「海外移住」というキーワードをよく目にします。「固定費安い国ならなんとかなる」という意見もよく見ますし、間違っていないと思います。

ただし、「働く」となるとハードルは高まります。自分のアイデンティティと異なる言語・文化圏で生きることだけでも簡単なことばかりではないですし、ましてや「働く=対価をもらえるような価値提供をする」ことなので、十分なパフォーマンスが求められます。

私自身について言えば、正直なところ『日系企業の駐在員』という下駄を脱げばそもそもアメリカという国で生きていけるのかすら分かりません(今も毎日が不安です)

『アメリカ留学したけどビザ(VISA)が取れずに泣く泣く帰国』する日本人の例は、SNSを見ていても枚挙にいとまがないようです。

スキル・留学経験・英語力なし人材だと海外で働けないのか?

それでもそんな私が海外で働けているということは、そういう道もある、ということです。

海外で働くための方法は3つあると思います。

  1. 日系企業の海外現地法人へ海外赴任する
  2. 現地に行って就職活動する
  3. 海外留学してそのまま就職活動する

ご推察の通り、スキル・留学経験・英語力なしのドメスティック人材だった私が海外で働くことができたのは「1. 海外赴任する」です。むしろ、私の能力ではこの選択肢しかありませんでした。

とはいえ海外赴任のチケットを手に入れるのにも工夫は必要でした。私が意識して行ったことなどは最後に記載しますので、まずは「海外で働く」ことの概要をざっくりご説明します。

work-abroad

海外で働くための資格・学歴・スキル・語学力

① 資格・学歴

就労許可(VISA: ビザ)

海外で働くにはビザ(就労許可)が必要です。そして、これが最難関になる国がいくつかあります。アメリカはもちろん、近年はシンガポールなど人気の高い先進国はビザ取得が年々難しくなっているようです。

ビザの取得方法はこの記事では割愛しますが、ビザ取得のために学歴やスキルは”最低限”は必要です(ex. 大学卒あるいは高専卒で技術系資格あり、など)。しかし、トップクラスの学歴や院卒などは必須条件ではありません。

技術専門職系の資格

STEM(Science(科学), Technology (技術), Engineering (工学), Math (数学); いわゆる理系のこと)の学位や資格があると強いです。どの国・産業でもこれらの人材を欲していますし、言語は違えどこれらの技術・知識の原理原則は変わりませんので、共通認識は得られやすいです。

文系だと会計や法律関連は専門職に挙げられますが、日本でも取得が難しい資格ですので、簡単に得られるものではありません。

ちなみに私は上記のどれも持ち合わせておりません。。

② 語学

英語はできるにこした事はありません。会社によってはTOEICの点数が駐在員の選考基準になるようですので、お金かけてでも英語は磨く価値があると思います。

ただし、語学力の重要度は会社やポジションによって様々です。私は選考面接時にはTOEICはじめ英語に関する有効な資格は持っていませんでした。

海外で働くことのメリット・デメリット

メリット① 収入関連(給料、福利厚生、教育費用)

駐在員であれば海外勤務手当や手厚い福利厚生、お子様の教育費用補助があるため、収入面はだいぶメリットあります。一方、現地採用だとそれらプラスアルファはなく、現地の物価・収入によっては裕福な生活はできない可能性はあります。

メリット② 価値観の拡り

年齢関係なく、と言いたいところですが、できれば若いうちに海外に出ていくことをお勧めします。価値観が一気に拡がり、その先の人生に大なり小なり影響があるはずです。

私は30代からだったので英語習得は今でも苦労していますが、外から日本を見たり、外国人の考え方・働き方からは本当に大きな影響を与えられました。

デメリット① 労働時間

私は(良くも悪くも)のんびりと働ける環境なのですが、会社やポジションによっては「一人で会社を回す」かのごとく激務に追われる人もいます。時差の大きな地域だとさらに深夜帯に日本と会議したりと、なかなかハードです。

デメリット② 配偶者のキャリア

多くの方は家族帯同あるいは単身赴任で海外に来られます。家族帯同の場合、扶養や就労ビザの関係で、配偶者が仕事を辞めて帯同する必要があります。キャリアの中断は大なり小なり思い悩むと思いますし、長い目で収入面を考えると、それなりの覚悟と判断が必要な場合があります。

海外で働ける会社や求人

日本で転職活動をしていた際、私が今の会社に決めた理由の一つに「海外現地法人をたくさん持っている」点でした。いずれは海外で働きたいと考えていたので、そういった道がある会社をまずは選んでいました。

求人や会社の探し方

コネクションがあれば別ですが、転職サイトで案件を探しあてるくらいしか王道はないと思います。私が転職時に使っていたサイトはこんな感じです。

  1. ビズリーチ
  2. リクナビNEXT
  3. エン転職

他にも現地で日本人が運営する職業斡旋サイトもあったりするので、現地のエージェントを利用するのもありだと思います。

また、私は利用した事はないのですが、ワーキングホリデー(ワーホリ)という海外での短期就労プログラムを利用すると、レストラン、リゾート地のホテル、牧場といった職種で現地で働くことができます。

おすすめの国や地域

アメリカでしか働いた経験はありませんが、個人的には「少しでも行ってみたいなと思ったらどの国でも良い」かなと思います。どんな国でも「行ってみなければわからない」部分はありますし、大なり小なり得られるものが必ずあります。

ただし、人それぞれ「合う・合わない」はあります。食事や気候は最たる例です。その後のキャリアにも少なからず影響は出るため、「自分で選ぶ」ことができていれば後悔はしない(あっても小さい)と思います。

スキル・留学経験・英語力なしでも海外で働くために実行したこと

私は元々海外志向があったので、(最優先事項ではなかったですが)いずれ海外で働けるような環境が欲しい、と思っていました。そのために、転職活動中も転職後も「海外と接点を持つ」ように工夫したことがありますので、ご紹介します。

転職活動中

海外現地法人を持っている会社を選ぶ

そもそも赴任先がないと海外で働く事ができません。今の会社は中国・東南アジア諸国・欧米と世界12拠点の現地法人があるため、比較的海外に行きやすい会社だと思いました。求人要項や面接時にも海外展開に関して説明があったので、最終的にオファー承諾した理由の一つです。

注意点としては『現地法人や支社があるか』です。例えば「海外から調達」「顧客は海外が半数以上」と言われても、資本関係のない現地仕入先から購入しているだけだったり、販売拡大は現地商社に任せているだけだと、そもそも海外赴任するポジションがありません。オンラインで様々な手続きが完結できる時代ですから、せいぜいできても1年に何回かの海外出張くらいだと思います。

転職後

周囲には海外志向であることを告げる

入社時から周囲には「いずれは海外で働きたい」と伝え続けます。もちろん、まずは日本国内でパフォーマンスを出さなければ「優秀な人材」と認めてもらえませんが、何かプロジェクトが発足した時に「そういえば海外行きたいって言ってたよな」と声をかけてもらえる確率は高まります。

海外と接点があるプロジェクトを獲りに行く

海外志向を伝えつつ、パフォーマンスも発揮していくと、雑多なもの含めて海外案件のタスクやプロジェクトにアサインされ始めました。「これは海外案件と呼べるのか?」みたいなものもありましたが、あるとき重要な海外事業展開プロジェクトにアサインされました。

そのプロジェクトは東南アジアの現法と連携した事業展開推進で、無事に成功を収め、「この事業で日本本社で頼れる人」として信頼感を海外現法側に持ってもらうことができ、海外現法とのコミュニケーションが増えていきました。

これらの成果は駐在員の選考面接でもネタとして使えました。

海外現地法人から見て「欲しい人材」の要件

「海外で働くためには英語や留学経験がないとダメかも。。」と考える人は多いと思いますが、結局、海外で働いている側から見ると、欲しい人材とはこんな感じです。

  • 自分が名前や顔を認識できている人(社外や他部署よりも知っている人の中から候補探すほうが楽)
  • 自分とスムーズなコミュニケーションが取れる人(じゃないと赴任後に仕事を振れない)
  • 日本でパフォーマンス出している人(面接者は後で必ず候補者の上司に日頃の評価を確認する)

英語力はあれば良いですが、結局は駐在者は自分の仕事を振れる人がきて欲しく、自分とコミュニケーションが取れる人をまず優先したいのです。(これは周囲の駐在員の間でほぼ同意見です)

まとめ

上記は日系企業駐在員として働くための方法なので、全ての人に最適な方法ではないと思います。海外留学して、現地就職をして、という道を歩まれている方々ももちろんいますし、そういった方々のほうが私よりも遥かに辛く厳しい挑戦をしてこられた優秀な人材だと思っています。

一方で、「優秀な人材ではないから、、」と海外で働くことを諦めるのはとてももったいないです。私みたいな平々凡々な能力しかなくても、海外で働ける道はあります。そして海外で働くことで価値観や考え方もまた大きく変わります。私も海外に出てきてよかったと(今のところは)思っています。

少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

  • スキル・学歴・英語力がなくても海外で働ける道はある(海外駐在員)
  • 駐在員になれる可能性のある企業選びがまず重要
  • 海外志向を周囲に伝え続け、海外関連の仕事を取りに行く

Thanks!

work-abroad

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

SNSでシェア!
  • URLをコピーしました!
目次