アメリカでガスバーナーのガス缶を処理する方法【ハイキング用】

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こんにちは。アメリカ中西部に住むKhyle(カイル)です。

先月のThanks Giving(サンクス・ギビング:アメリカの11月の連休)にコロラド州とユタ州で1週間休暇をとってきました。アウトドアを存分に満喫し、3年間クローゼットで眠っていたハイキングギアたちも長らく待った甲斐がありました(笑)

特に野外での料理は楽しみの一つです。ハイキング前夜は「どんな料理を作ろうかな?」と簡単に作れるアウトドア飯を考えてしまいます。

野外クッキングに欠かせないのがガスバーナーです。私は登山用の小型のガスバーナーを持っていますが、燃料となるガス缶は遠征時には注意が必要です。なぜなら飛行機には持ち込めないからです(理由は後述)。

「でもせっかくだしクッカーとガスバーナーで料理したい!」というアウトドア好きの方々に、今回は旅先でのガスバーナー用ガス缶の入手方法・処理方法をご紹介します。

この記事はこんな人たちの役に立ちます。

  • アメリカでハイキング用ガスバーナーのガス缶を買いたい人
  • アメリカでハイキング用ガスバーナーのガス缶の処理方法を知りたい人
目次

アメリカでハイキング用ガスバーナーのガス缶はどこで購入できるか?

アウトドアが盛んなアメリカでは、ハイキングは人気のアクティビティの1つです。

日本では軽登山を「ハイキング」、本格的な登山を「登山」と表現しますが、アメリカでは両方とも「ハイキング(Hiking)」と言います。
長距離登山は「バックパッキング(Backpacking)」と言います。「トレッキング(Trekking)」も間違ってはいませんがBackpackingの方がアメリカ人に通じやすいです。

近くのスーパーマーケットやホームセンター(TargetやWalmart)でもキャンプ用品は揃えられますが、ハイキングにぴったりな小型・軽量のギアはあまり見かけません。

アメリカでハイキングギアを買うならREIやSIERRAなどのアウトドアショップでも購入できます。ガスバーナー用のガス缶も購入できます。

ちなみにガス缶は英語で「gas canister」「fuel canister」です。

ちなみにアメリカでおすすめのアウトドアショップはこちらを参考にしてください。

ガスバーナー用のガス缶は飛行機に持ち込めない?

しかしこのガス缶、実は飛行機には持ち込めません。機内持ち込みでも預け入れ荷物でもNGです。

航空法の航空危険物貨物に該当

ガスバーナー用のガス缶は航空法という法律で「航空危険物貨物」に分類されます。

航行中に爆発したら危険だから持ち込み禁止にされています。詳細は国土交通省のホームページの「航空危険物貨物の代表例」をご参照ください。

飛行機移動が必要な遠方ハイキングにガスバーナーは持っていけない?

遠方のハイキングにもガスバーナーを持参して使えます。ガス缶だけ現地購入すればOKです。

遠征してでも行きたくなるような人気のハイキングスポット周辺には必ずアウトドアショップがありますし、ギアの品揃えも幅広い店舗が多いので心配いりません。

事前にインターネットで目的地周辺の店舗を調べておくと良いです。

必要なガス缶のサイズは?

ガス缶のサイズは主に以下の3種類です。

  1. 110グラム
  2. 230グラム
  3. 450グラム

季節や宿泊数、ホテル泊かテント泊かなどの条件で必要なサイズは変わります。

経験上、「朝・昼・夜にガスバーナーで調理する&コーヒーブレイクでも1日1~2回使う」且つ「3泊以上」の場合は230グラムのガス缶があると安心です。

ちなみに私がコロラド州・ユタ州で3泊4日の野外キャンプとハイキングをした時は、朝食・夕食はAirbnbでレンタルしたキャンプトレイラーのガスコンロとキャンプ場のファイヤーピット(薪と炭は別途購入)で調理したので、昼食時の2〜3回しか使いませんでした。

旅先で購入したガスバーナー用ガス缶の処理方法

私がこれまで試したことのあるガスバーナー用ガス缶の処理方法は以下の通りです。

方法①:アウトドアショップに寄付する

アメリカで旅行先から帰る当日、ダメ元で近場のアウトドアショップで引き取ってもらえないか相談しました。

前日に英語でインターネット検索しても「店員に断られる」という記事ばかりでしたが、親切なスタッフが「店頭のモックアップを組み立ててる最中だから展示用品として使うわね!」と快く引き受けてくれたので、安心して飛行場まで向かうことができました。

とはいえ、この方法はお勧めしづらいです。どれだけ外観は良くとも中古品ですし、危険物なので再販売もしづらい(有事の責任が取れない)ため、こういう依頼が増えるとお店側も困ってしまいます。

方法②:空港の手荷物検査場で係員に渡す

手荷物検査の検査時に検査員にガス缶を引き取ってもらえます。というより、危険品貨物なので機内持ち込みできないため没収されます。

ただし、この方法は日本の空港でOKでしたが、アメリカの空港ではまだ試してはいません。問題ないと思いますが、いずれ試して追記したいと思います。

方法③:ガスを使い切る

一番よいのはガスをすべて使い切ることです。旅先で使い切った場合は以下の手順で捨てましょう。

ガス缶内部にガスが残っていると爆発・火災等の危険が伴いますので、屋外で安全な環境で実施してください。

  1. ガスバーナーに接続してガス抜きした後、火が全く点かない状態であることを確認する
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日本から持ってきたガスストーブ
  1. ガスバーナーからガス缶を取り外す
  2. ガス缶の側面または底に穴を開ける(キリやドライバー、あるいは専用穴あけ用具を使う)
hole-on-canister
缶の側面または底にキリやドライバーで穴を開ける

以上です。簡単ですよね。

ただし、そのまま他の空き缶などと一緒に捨ててよいかは自治体によって異なるので、ホテル泊ならホテルのスタッフ、テント泊なら管理人に確認しておきましょう。

まとめ

いかがでしょうか?私もアウトドアを満喫した後に「どうやって捨てればいいんだろう?」と迷ったので、参考になれば幸いです。

  • 飛行機移動が必要な遠方ハイキングではガス缶は現地で購入する
  • ガスが使い切れなかったら空港やアウトドアショップのスタッフに相談する

Thanks!

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