こんにちは。久々のブログ更新です。
大して儲かっていませんが、投資が楽しくなってきました。メモ程度で書き留めている週次の備忘録を、せっかくなのでブログにアップロードしていこうと思います。
ChatGPTが世間にお披露目されて以来、自分自身もGoogle検索でブログ探しすることは減ってきたので、時代に逆行しているかもしれませんが、だからこそ単純に検索して見つけられる内容に価値はなくなり、一方で自身で何が発信できるか、それによってどうやって人を魅了できるかに目を向けないといけないなと感じ始めました。
ただの備忘録の公開なので、これが世間に需要されるものではないことは分かっていますが、ひとまず始めてみようと思います。
まだまだ勉強中の身なので、間違っている多々あるかもですが、ご指摘兼ねて色々教えてください(笑)。
今週の経済・政治・金融イベントの総括
3/3〜3/7までの経済イベントと市場の反応は以下の通りです。
- 3/3, 3/5: ISMは製造業・非製造業ともに50以上をキープし、特に非製造業は上昇を見せて無難に通過。
- 3/4: カナダ・メキシコの25%関税発動。あくまで脅しで実際に発動しないだろうという市場の目もあったと思うけど、発動されて市場は警戒し株価下落。中国も追加10%関税が発動。
- 3/6: カナダ・メキシコの関税はUMCA登録商品は免除となり約50%くらいの商品は1ヶ月関税適用が免除された。好材料ではあるものの全体的な市場への悪影響が払拭されず、市場は更なる下落。
- 3/7: 雇用統計はDOGEのレイオフ影響で警戒高かった。結果は市場予想よりも多少悪いかな、程度。発表直後は微妙な反応を示したため、DOGEのレイオフで戦々恐々としていたものの「あれ?そこまで強烈に悪くはない?」みたいな反応だった。しかしその後の急落から2つの観点で市場はネガティブに受け取ったと推測。1つは「結果的に市場予想よりも悪かったから、やっぱり雇用環境は悪い」と素直に数字を受け取った。もう1つは「思ったほど雇用がまだ悪化していないから、トランプ大統領がもっと政府職員のレイオフを進めるのではないか」ではないか。
- 3/7: パウエル議長会見。「景気は長期見通しの2%成長に着実に向かっている」との発言で市場は安堵し、週引けになんとか反発してSPYは200日移動平均線上で止まる。

ちなみにこのチャートはTradingViewを使って作成しています。とにかく使いやすくて、毎日の市場チェックに欠かせません。イベントカレンダーやヒートマップなど機能も多彩でおすすめです。
まだ利用されたことのない方は、下記の紹介リンクからぜひご覧ください。
地合いと市場方向性の予想シナリオ
市場参加者はリバウンドを期待しているため、少しの好材料でも買い上がっていくと思われます。
ただし、基本的には下落圧力の方が強いと考えます。なぜなら、次項に記載するトランプ大統領の経済指標下落させようという理屈が叶っている状況であり、その圧力がまだ強い状況下だからです。
次週の経済指標次第ですが、雇用と双璧を成すもう一方のCPIが来週発表され、この数字が良化していれば上げるが、一時的に通過したらまた下落してくるのではないかと思います。なぜなら、CPIが上がってこなければ関税政策の影響はわずかだとなり、まだまだ強めに雇用悪化にむけてプレッシャーかけられるから。
CPIが悪化してインフレが顔を出せば、FRBの「利下げの理屈」がなくなり、政府も経済指標を悪化させようと躍起になる可能性があると思います。
いずれにせよ、押し目買いタイミングではあるものの、市場はまだ下落方向に向かいやすい市況な気がするので、買うのであれば購入ロットは極力抑えていく方が良いかなと思っています。
今週の学び
前項で記載したトランプ大統領の思惑は非常に勉強になりました。
トランプ大統領の政策の思惑について、腹落ちできる論を見た。市場・景気を一時的に悪化させようとしているのか?
- USAは2025年中に$7Tの巨大債務の返済期限が迫っている。支払い期限を延ばすためには債務の借り換えをしなければならない。
- 現在の高い金利を利用して借り換えたくないため、政府はなんとかして金利を下げたい。
- FRBが金利を下げるためには下げるための明確な理由が必要。雇用・インフレ・経済がどれも強い現状では、金利下げる理屈がない。
- 政府は雇用を一時的に悪化させるために、DOGEで政府職員をガンガン切って雇用環境を悪化させている。
- 雇用悪化すればFRBの利下げが正当化される。逆に利下げしなければ、政府はFRBを非難し利下げへのプレッシャーをかけると思われる。
まとめ
- 市場はまだ下落圧力が強い。CPI次第では政府の経済指標を悪化させる圧力増に。
- 押し目買いにはなるけど購入ロットは少なくしてキャッシュ保有を継続。
以上です。ご覧いただきありがとうございました。