アメリカ人と日本人の考え方の違い【『違う』と理解することが重要】

アメリカ人と仕事の会議

アメリカ人と働くことになった時、日本人が一番心配することは「英語が話せない」ことだと思います。

それでは二番目の不安はなんでしょうか?おそらく「アメリカ人は主張が強い」ではないでしょうか。

日本人にとって、ほとんどのアメリカ人はこう映ると思いますし間違ってはいません。とはいえ、仕事であればどんな人ともコミュニケーションが求められます。(日本人の中にもいろんなタイプの人がいますし)

結論、これは歴史的・文化的背景による違いなので、『考え方が違う』ことを理解しない限り自分が苦しみ続けるだけです。
逆に言えば理解すればかなり仕事の進め方は変わります。(私は赴任当初、しっかり理解せずに仕事を進めてしまい苦い経験をしました)


今回はアメリカで働く上で大切な『考え方の違いを理解する』をテーマに自身の経験を踏まえて解説します。

英語の勉強方法については過去記事が参考になるかもしれませんのでぜひご一読ください。
英語話せないけど海外赴任したときの学習方法【現地でなんとかする】

目次

『自分の主張』を大切にするアメリカ人

自分の主張を大切にするアメリカ人

アメリカ人が最も大切にするのは『自分の主張』です。典型的なイメージですが間違ってはいません。
ただし、日本人はこの特徴をどこか悪い方向に捉えがちかもしれません。なぜなら私もその一人でした。

もちろん、今でも「主張強いな」と感じない日はありませんが、見方を変えれば「しっかりと意見を出す」ということです。
私も割と意見をはっきり言うほうで、逆に意見を控えがちな日本人は真意を測りづらく感じてしまいます。

主張の程度は強いですが、この見方・捉え方を変えることも異文化理解のためには必要なスキルの一つです。

アメリカ人との『考え方の違い』を理解しないとどうなる?

もちろん、いろんな失敗を引き起こします。例えばこんなトラブルを経験しました。

  • 度重なる仕事の遅延(「これ私の仕事?」という感覚)
  • アウトプットが雑(見栄え・デザインは感性の違いあるので、あくまで質の話)
  • 失敗の原因は自分のせいに(「自分のせい」とは絶対言わない)

挙げれば数え切れないほど大小さまざまなトラブルを経験しましたが、中でも頭を頭を抱えた5つをご紹介します。

頭を抱えてしまうアメリカ人との考え方の違い5選

頭を抱えてしまうアメリカ人との考え方の違い

1. 謝らない

赴任後しばらくすると、業務上で「I’m sorry」という言葉を全然聞かないことに気づきます。もちろんカジュアルな会話中には聞きますが、仕事のやりとりではびっくりするくらい聞きません。(「My apology」はメールでたまに見ますが)

赴任時の上司が教えてくれたのは、自分の非を認めると『能力がない』と評価を落とされてしまうからとのこと。また、訴訟されやすい文化なので、簡単に非を認めてしまわないように注意しているんだそうです。

2. 責任明確なように見えて範囲が限定的

雇用時のJob Description(「この業務をする雇用契約」が明文化されたもの)によって部署・個人の業務と責任範囲も定まってはいるものの、たまに前述の特徴と合わせ技一本で「それは私たちの部署ではやらない。私たちの部署のせいではない」の一点張りもあります。日本人からみると責任があるんだかないんだか、とても頭を抱えてしまいます。

3. 自分のスケジュール優先

プロジェクトや仕事を遅滞なく進められれば全く問題ないのですが、遅れてしまいそうであろうが遅れていようが基本的には自分の都合が最優先です。「多少残業してでも挽回を」なんて考えは100%苦い顔されます。

4. 言われなければやらない

「自発的に」みたいなことはほとんどありません。「楽な方を選ぶ」が大原則です。
(一方で、この原則故に便利なプロダクトがどんどん生み出されていく良い側面も理解しています)

5. 盛られた報告

「Good」「Great」「Cool」などのポジティブワードで飾り付けられ、具体的に問い詰めていくと全然うまく進んでいなかったりします。ここでも個々の責任範囲を重んじるのか、あーだこーだ言うと頻繁に嫌な顔されます。

アメリカ人との違いを理解するためのおすすめな方法3つ

違いを理解しないまま生活し続けると仕事・プライベートでもうまく人付き合いできません。私もたくさん失敗しながら、次の方法で理解を深めていきました。

1. 『違う』ということを必要以上に意識する

日本以外での生活経験が少ない人は、初めのうちは自分が思っている以上に『違う』ということを意識した方がよいです。
生まれながらに色んな人種・文化に触れるアメリカでは『異なること』が当たり前なので、日本人同士で感じる考え方の違いよりもギャップははるかに大きいです。

最初は面食らってしまいますが、驚いたりイライラしすぎるのももったいないので、必要以上に意識しておくとよいです。(ギャップが小さい分には困りませんし)

2. 言動や行動を観察する

慣れるための一番の近道は、まずアメリカ人の言動や行動をよく観察してみるとよいです。最初は「なんでそんなこと言うの?」「普通はそんなことしないよな。。」と感じることだらけですが、発言・行動に至った背景まで探ろうすれば少しずつ感覚は分かってきます。

私の場合、感覚つかむ前は「全然英語話せなくてもロジックが正しければ言い負けないだろう」と戦っていましたが(運よく戦えていましたが)、徐々に疲弊してくるので「相手を知る」という孫氏の兵法的な手法へ切り替えました。

3. 書籍で学ぶ

先人の知恵は最大限活用すべきですので、参考になった書籍をご紹介します。アメリカ以外の国・地域についても違いや特徴が体型立てて学べ、多くの人にとって自分が目指す国で働くための参考になると思います。

『異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養』(エリン・メイヤー 著)
『経営戦略としての異文化適応力 ホフステードの6次元モデル実践的活用法』(宮森千嘉子 著)

赴任後1年以上経ってもいまだに驚くようなアメリカ人の言動・行動はありますが、『違う』ということを意識し始めてから少しずつアメリカ人との付き合い方も楽しめるようになってきました。ご参考になれば幸いです。


Thanks!

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